LEALAプロジェクトリポート
学習教材
WFSFは若い人たちへ未来学の理論や理念や方法を教育するに当たり、一貫して主導的な役割を果たしてきました。そのリーダーシップ、そして会員と仲間の活動を通じ、世界未来学連盟が中心となって現在の未来学講義の発展に携わってきました。
目下、ユネスコの支援のもと、記事や書籍、パワーポイント資料、講義教材、写真や映像、学習ゲームといった教材の収集に力を入れています。
未来学教育
世界には未来学を教えている大学が数十あります。講義の範囲は、1単位の短期講座から、修士や博士の学位までカバーしています。フィンランド・トゥルクにあるFFRC(Finland Futures Research Centre)は2013年から修士と博士に対応するため、経済学部トゥルク校に加わりました。
小中高レベルまでの教育の未来は、学校の子どもたちに対する未来の理念と方法の紹介と、現在の学校教育の産業モデルよりも、21世紀の教育にふさわしい別のアプローチの在り方、どちらも扱います。
世界未来学連盟アーカイブコレクション
「私の世界未来学連盟のヴィジョンの1つは、未来学の研究者や教師、生徒らが、未来長きにわたって利用できる専門的なアーカイブを構築することです」(2009~2017年の世界未来学連盟会長Jennifer Gidley)
膨大な量の価値ある調査資料、ワークショップ資料が40年の時を超えて蓄積されてきました。しかし、この組織の世界的な、そして今はバーチャルな性質上、その多くは各地に散らばってしまっています。
未来の出版物―書籍
世界未来学連盟は、複数の言語(英語、ヘブライ語、ハンガリー語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、ペルシャ語)で未来学の関連書籍の目録を充実させてきました。
未来の出版物―学術誌
未来学の学問領域が発展するにつれ、1968年に発刊された「未来―政策、計画、未来学ジャーナル」(Futures: The Journal of Policy, Planning and Futures Studies)を皮切りに、複数の学術誌が創刊されてきました。